Hotline TNT Japan Tour 2025 with ANORAK!

Nothing Feels Real presents
Hotline TNT Japan Tour 2025 with ANORAK!

2/27 (木) 京都・京都UrBANGUILD
2/28 (金) 大阪・難波BEARS
3/1 (土) 名古屋・新栄RAD mini
3/2 (日) 東京・新宿NINE SPICES
3/3 (月) 東京・渋谷LUSH

各公演ゲストあり
前売り:¥5,500/当日:¥6,000(全日程共通)

世界中から熱視線を浴びるニューヨークのパンクバンド、"Hotline TNT" 初来日決定!

WednesdayにQuicksand、Hippo Campusら大御所から現行トップアーティストまでツアーに引っ張りだこ、現行シーンで最も注目を集めるインディーパンク大本命・Hotline TNTが満を持して日本に襲来。シューゲイズ・インディーロック・ハードコア・パワーポップを踏襲した超キャッチーで轟音ノスタルジックなサウンドに陶酔必至。

ツアーには、今夏のニューアルバムのリリースや今秋のワールドツアーで話題沸騰の東京・八王子のエモ・パンクバンドANORAK!が全帯同します。現行最注目のマッチアップをお見逃しなく。


Hotline TNTは、ギター・ボーカルWill Anderson率いる4人組パンクバンド。Willはアメリカの極めてアンダーグラウンドなDIYパンクシーンの真骨頂と言える存在で、過去に在籍したHappy Diving (Topshelf Records) やWeedといったバンドでの活躍や、唯一無二と言える音像やブランディングも相まって、世界中に熱心なファンを多く抱える。彼が生み出す音楽は須く郷愁感を孕んで一聴からひどく耳に馴染む。常に希望と絶望の狭間で今にも膨張しそうな感情を音楽に変え、多くのリスナーの共感を得てきた。

目下最新作にして最高傑作『Cartwheel』(2023)は、彼の頭の中で長く鳴り響いている音を突き止めようと探求してきた結晶だという。かねてから耳の早いリスナーを中心に話題を集めていたバンドが、同作で全米最大手の音楽媒体のひとつPitchforkで8.4点という超高得点を獲得し、Best New Musicに選抜されたことで遂に陽の目を見ることとなった。

Hotline TNT - I Thought You'd Change

美しく、過激で、聴く者を没入させるその音像は一度心を掴むと離さず、病みつきになる絶妙なバランス感を持つ。全体的に90年代的なノイズポップの雰囲気を漂わせ、轟音とジャングリーでポップな音像を共存させる。ファジーでノスタルジックに、親しみやすいメロディは一聴してそれと分かる唯一無二のオリジナリティ。幾重にも重ねられたファズの層にひたすらキャッチーなメロディーを詰め込み、解放の彼方へと誘う。こんなにも洗練されていながら、荒削り感や生々しさを抽出し、艶っぽくもある。こんなにも矛盾している要素を共存させて、キャッチーで盲目的に食いついてしまう圧倒的な惹きのある音像に仕上げられるのは、この広い世界を見渡しても彼しかいないかもしれない。


Hotline TNTは、Whirr・Nothingの登場に始まりNarrow Head・Cloakroom・Soul Blind・Fleshwater・They Are Gutting A Body Of Waterら現行ヘヴィー・シューゲイズ(日本ではヘヴィゲイズとも)バンドの台頭に目覚ましいUSシューゲイズ・パンクシーンの一端を担う最重要バンドのひとつとも言える。歪んだギターを複雑に絡ませる90年代のオルタナ/グランジ感をベースに、煌めきのあるアルペジオはミッドウエスト・エモを思わせ、いびつな拍子感と癖になる不思議なメロディー感に至極キャッチーな歌メロを乗せるインディーロック的なバイブス、DIYハードコアシーンで絶大な支持を誇った ”Ekulu” や ”Abuse of Power” などで活躍した骨太なリズム隊を担うハードコアルーツ感も乗っかって形成されるHotline TNTが向かうところに敵なし。10余年にわたって独自のサウンドを突き詰め続けた彼が生み出すサウンドは、ようやく完成形を描き世間の評価が追いついてきた。

Hotline TNT - Protocol

彼が描く世界観は実に内省的で、エモそのもの。Hotline TNTの代表曲の一つ “Protocol” の一節には「私はどちらの側にいるのか、あなたがいなくなっても関係などない 怪我をしてもそのまま走れ 自分の痛みを引きちぎり、精一杯走って当たり前をぶっ壊せ そして脇道に入ったら、眼中になくなるくらい失速して見えるから」とある。同曲のリリース時にWillは「心の中では不公平だとわかっていても、負けを認めなければならないことがある。関係性を保っていくには、そうやって機能させていく価値がある。」とも語っている。あるコミュニティの中で、社会の中で正しいとされる慣習になどもう懲り懲りで、誰かの正しさを正すのに不毛なエネルギーを消費して疲れてしまうくらいなら、「(もう面倒だから」私の負けでいいよ」となってしまう感性、きっと共感する人は少なくないはずだ。

Hotline TNT - Stump

そんな彼の内なる心の叫びを、バンドとして限りなく完成に近い状態に仕上がったHotline TNTのその輝きを、その快進撃を、ぜひこの機会に目撃いただきたい。ツアーは2025年2月27日京都アバンギルドを皮切りに、難波ベアーズ、名古屋ラッドミニ、新宿ナインスパイスと巡り、3月3日に渋谷ラッシュで千秋楽を迎える。

主催・制作・企画:Nothing Feels Real