Nothing Feels Real presents
Foxing Japan Tour 2025
Flyer by Joey Ginaldi
3/19 (水) 東京・新宿Nine Spices
3/20 (木・祝) 名古屋・新栄Party’z
3/21 (金) 京都Urbanguild
3/22 (土) 東京・新代田Fever
3/23 (日) 東京・恵比寿Kata
各公演ゲストあり
前売り:¥5,500/当日:¥6,000(全日程共通)
チケット:eplus
(for those who wish to buy tickets from abroad - visit here)
Foxing: NPR Music Tiny Desk Concert
世界のエモ・インディーロックシーンでカルト的人気を誇るアメリカのパンクバンド “Foxing” 待望の初来日ツアーが3月に開催決定!
最も来日が待ち望まれたエモ最後の巨塔がついに日本にやってくる——。むき出しの感情をありのまま音楽に変換し、映画のようなドラマチックな展開を持って聴く者を魅了してきたFoxingがこのほど初めて日本ツアーを行う運びとなった。しかも、バンドにとって初のアジアツアーで、日本でのみライブを行うというプレミア公演だ。
2011年に結成、"エモリバイバル・ムーブメント" 全盛期にシーンに登場したバンドは、Brand New, Modern Baseball, mewithoutYou, Circa Survive, TTNG, The Hotelier, Adventures, Balance & Composure, Seahavenらシーンの核を担う大御所から時代の寵児まで錚々たるバンドとツアー歴を持つ。
セルフタイトルを冠し2024年にリリースした傑作5thアルバム “Foxing” は、美麗で迸る没入感を携えたエモを軸に、インディーロック・ポストロックを通過し、ニューメタルからシューゲイズ、激情ハードコアに、ハードコア・パンクまでも踏襲した “最終形態” とも言える高い完成度に多くの音楽家・音楽メディアから多くの称賛の声が挙がった。
注目すべきは、その卓越したソングライティングセンス。怒り・自己嫌悪・悲哀・苦しみなど人生におけるダークサイドを言葉に音に変えて巧みに具現化し、世界中のファンの虜にしてきた。エネルギッシュでアグレッシブさに満ちた彼らのライブを、彼らが描く没入感抜群で圧巻のライブパフォーマンスを、バンド史上最も脂の乗ったタイミングでの初来日公演をぜひお見逃しなく。
Foxingからのメッセージ:
「ついに長年夢にまで見た日本ツアーの開催を発表できて、とても嬉しく思います。このバンドを結成して14年、いつか日本にと模索を続けてきましたが、実現することはありませんでした。実現させてくれたNothing Feels Realに感謝します。日本のみなさん、3月にお会いできることを楽しみにしています。」
Foxing - "The Medic" (Official Video)
2011年結成のFoxingは、現在世界的なアーティスト・作家として名を馳せるJapanese BreakfastとのSplitリリースなどを経て、2013年リリースの1stアルバム “The Albatross” でその名を世間に知らしめた。失恋やトラウマ、経済的・精神的な苦悩を歌い、さらにはステージ上でそれらを再体験することの屈辱感さえも曝け出して、カルト的な人気を博した。”毒々しく傲慢で、嫉妬深く、自己嫌悪に満ちた” 生々しい世界観に、取り憑かれるように魅了されたファンが続出。その類まれで独創性に満ちたソングライティングセンスは、聴く者の心を瞬く間に掴んだ。
Foxing - "Indica" (Official Video)
続く2015年リリースの “Dealer” は、数々の音楽媒体が絶賛し、「ヘビーさや複雑さを増しながら、より感情を剥き出しに前進したエモ・リバイバルの金字塔」「エモだけでなく、インディーやオルタナティヴ・ロックにおいて語り継がれる傑作だ」などと評され、インディーアーティストとしては異例のBillboardのレコードセールスチャート3位にランクイン。名作 “The Albatross” に続く脅威的なヒットを飛ばした。
Foxing - "Nearer My God" (Official Audio)
2018年作 ”Nearer My God” では、エモを軸に置きながらもエレクトロやエクスペリメンタルを踏襲した実験的なシンセ・ロック〜ポストパンクへと進化を遂げた。一聴すれば聴く者を離さない唯一無二の没入感を孕んだまま、行き場のない感情や焦燥感に駆られる想いを、歌詞やメロディーを持って叙情的に表現した。Foxingは、とにかく言語化の難しい感情を言葉に変換する能力と、のっぴきならない想いをメロディーに変えてアウトプットする能力が他のどのアーティストよりも抜きん出て秀でている。アルバムそれぞれが一本の映画の世界に迷い込むような没入感に満ちているのも特徴的だ。“Dealer” を上回るセールスを記録した本作は、Billboardにおける各ランキングを総なめにした。キャリアを重ねるごとにその存在は神格化され、優れたソングライティングセンスを再評価する声があちこちで挙がった。
2021年にリリースしたアルバム『Draw Down the Moon』は、インディーロックに振り切った作品で、躍動感と抑揚に満ちたメロディーを際立たせ、ポップに仕立てた。無駄がなく洗練されたアルバムで、このままインディーロック路線でメインストリームに進むかにも思われた。
Foxing - Hell 99 (Official Music Video)
それから3年の月日を経て、セルフタイトルを冠した目下最新作が2024年にリリースされた5thアルバム “Foxing” だ。原点回帰とも言えるむき出しの感情を最もアグレッシブな形でアウトプットした「最高傑作」と言える作品に仕上がっている。虚無・悲しみ・怒り・疲弊・孤独をありのまま言葉と音に変えてパッケージしたような等身大な作品だ。激情を壮大な世界観で描いた “Hell 99” は、「終わらない恥!終わらない疲労!」と過呼吸のように叫び、アンビエントに崩壊していく。8分間に及ぶドリームポップを轟かせる "Greyhound" に陶酔し、キャッチーなインディーロックが心地よい "Barking" など、これまでのキャリアを辿りつつ最大速度でアップデートしていくかのような名曲群が駆け抜けていく。「君は一人だ」「繰り返して、また繰り返せ、君は決して本当に逃れることはできない」「もし全てが意味を持たなかったらどうする?」などと、人生におけるジレンマを自問自答するような、あまりに等身大で地に足のついた言葉を投げかけ続け、聴く者を ”ゆっくりと溺れていくような感覚” に誘う。クライマックスを飾るピアノバラード “Cry Baby”では、「もしできるなら、最初からやり直したい/楽しかったけど、全てを変えたい」と訴え、同作を締め括る。人生の浮き沈みを一つの作品にパッケージングして、いい小説やいい映画を見た後の “読後感や鑑賞後の余韻” に限りなく近い満足感を与える本作は、Foxingの真髄ここにありと各メディアから称賛の嵐となった。
Foxing - Greyhound (Official Music Video)
Foxingとは、一口で言えば最も生々しく、緊張と緩和を巧みに操る最も没入性の高いエモ・パンクバンドだ。人間から排除されることのない「経験」を言葉と音に変えて、瞬間瞬間の持つ力強さを具現化する愚直な努力と天才的な才能を兼ね備えた現行インディーミュージックの秘宝と言える存在でもある。
バンド史上最もアグレッシブかつキャッチーに仕上がった最高の状態で、ついに夢にまで見た日本行脚を実現させる時が訪れた。ツアーは、3月19日新宿ナインスパイスを皮切りに、名古屋パーティーズ、京都アバンギルド、新代田フィーバーと巡り、3月23日に恵比寿カタで千秋楽を迎える。初のアジアツアーが日本のみで開催されるというプレミア感。その唯一無二の世界観と圧倒的なライブパフォーマンスの目撃者にぜひあなたも。
主催・制作・企画:Nothing Feels Real